僕の前に道はない。

シニアのウェブでの行動を見ていると
明らかに間違っているのに、「元に戻るボタン」を押さない。
習熟度が低い人は元に戻るボタンよりも×を押してしまうが(弊社では「おあいそー!」ボタン、と呼んでいるが。ノンベらしいでしょ)習熟度がそれなりにある人で、戻るボタンの存在を知っている筈なのに。
そして、みな同じ傾向を持っている。


そう。
当たり前の事です。
データは常に当たり前しか言いません。
間違っていない、と思えば元には戻らない。
例えば、地図を知りたい、というときに「サイトマップ」を押す。
マップゆえに間違っていない。という意識があり、その為に、「元に戻る」は絶対に押そうともしない。
まさか、戻るボタンなどを押さなくても、正しいところを押していると考えているからだ。
他のサイト。
某社のウェブサイト、目的のものが見つからない。
完璧に違うカテゴリのところを押してしまっている。
しかし、彼らに間違いはわからない。
そのため、堂々巡りになる。
武士はもと来た道は戻らない。なーんてことを突っ込んでみたくなるほど
猪突猛進にウェブに対して果敢に挑戦していく。
「ここを行ったら多分正解」
「ここを押したら多分正解」
そして、宝の山が見つからなかったときのストレスは、それはそれは想像を絶するものだ。
少なくとも、道を見せてあげましょう
太陽の光を見せてあげれば、大きく迷う事はないのに。
真っ暗な森の中を歩くよりは、太陽が見えていたほうが気分的に楽であるように。
ちなみに、パンくずリストの理解率、半分以下。わかるところはわかる、解らないところは全く解らない。
それは、形状にある。おもしろい。
トップ>中面
「大きいの?」
ですよね~。

コメント

  1. Takorin より:

    パソコン暦は、昨日今日はじめた訳じゃないのですが、私も戻るボタンはあまり押さない。
    というよりも、戻るボタンを信用していない。
    時に、「期限切れです」の文字を表示して止まってしまう事がよくあるからだ。
    じゃぁどうしているかと言えば、コマンドキー併用(Winなら右クリックで)で「新規ウインドウで開く」を使用する。
    (サファリやネットスケープなら新しいタグで開くですか。)
    特に、検索エンジンで探し物をしているときはこれですね。
    だいたい現実の世界で元に戻すなんて都合のいい話はあまりないのである。
    ゲームオ○クならリセット技という事のがそれに当たるのだろうが、それだって普通は禁じ手である。
    結局、現実の世界に基づいた統一されたものではなくプログラムの製作者のご都合主義で作られたユーザーインターフェースの設計が悪いのだろう。特にWindows系のソフトは。
    いつだったか、ある漫画に、なんでMacなら簡単に使えるのにみんなWindowsにするのかな?
    という問いに、それではパソコン教室が儲からないからです。という答えがあった。
    的を得ているだけに素直に笑えなかったのだが。

  2. 原田 より:

    はじめまして、原田と申します。
    いつも楽しく読ませて頂いております。
    パン屑リストの
    トップ>中面
    「おおきいの?」
    には笑ってしました。
    パン屑リストは当たり前のようにナビゲーションとして使っていましたけど
    「おおきいの?」の言われたら正直のけぞりますね〜。
    トップ→中面だとどうなんでしょうか?

  3. モリマミコ より:

    takorin様
    コメント有難うございます
    パソコン教室云々については鶏卵ですねー。
    なんともいえないです。一応パソコン教室なんで・・・。
    慣れた人にとっては慣れていない人の操作は鳥肌が立つほどイライラするものだと思います。
    そう、それはバイオリンを習い始めた音のように「聞くに堪えない」。
    でも、そういう人が多いんですよね。
    ちなみに弊社には英語を主言語とする方も数名いらっしゃるのですが、その年で引っかかるところでほとんど引っかからないという事は、考え方がかなり英語っぽいんでしょうね。パソコンも、インターネットも。
    MACは使いやすい、英語ができればもっと使いやすい。

  4. モリマミコ より:

    原田様
    コメント有難うございます。
    今のところパンくずリストもどき、点順説明でわかりやすさのトップは三井住友銀行ですね。
    トップ、という言葉が実は“微妙”で、そのページの上なのか、最初のページなのか惑わすページは多いですね。困ったものです。
    本当に言葉一つなんですけどねー。使いやすさの基本って。

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