団塊世代

80代の方とお酒を飲みながら、団塊世代について語りあった。
彼の長女さんとうちのハハがほぼ同い年、団塊世代である。
70歳代、80歳代は戦争という苦労を知っているから、身の丈にあった豪勢なことをする。
50歳代というよりも団塊世代は享楽的。
「考え方が甘いのよね。」と80歳代が言う。80代になったら50代など「赤子」である。
「まぁ、そんなこといって、長女も立派におばさんだけどね」と笑う。
最近、団塊世代にフォーカスして、彼らの消費行動/考え方を検証している。
ネオテニー的なところ、「仲間」意識の変遷、性差、数字には出ないがいろいろと面白い。
団塊世代と40歳代は違う。団塊世代は高度成長期を確実に土台としている。そして「戦争を知らない子供たち。」「戦争を意識しない子供たち」とは違う。「君たちは戦争の苦労を知らないで」と言われて「だって知らないもん。」と思う世代。金の卵、クラスが兄弟の世代よりも2倍ある。図書館までが教室だった。競争も激しいが、中流からは皆同列。歳をとることを意識していない。「わかっちゃいるけど納得できない」。団塊ジュニアは私たちの世代ですが、今の高校生とは違う。昔は親が怖く、私たちの世代は親が友達で、その下になると子供が怖い。小皇帝だ。意外と着実な資産管理。考える事の放棄。「時代が自分たちの為に用意してくれる。」それなりに考えている気はするものの、本当は違う。団塊世代の意見からは、団塊世代が欲しいものは出てこない。70歳が若くなって、50歳代を「あの子達」という。背伸びの仕方が解らない。だから、団体で背伸びする。そうすると、団塊世代に飛鳥が受けいられるのが解る。(80歳代曰く「彼らは頑張ってご褒美に飛鳥。従来の富裕層は頑張らずに飛鳥。」)
ある程度固まったら、お食事に行きましょう。多分、ツラツラしゃべる気が。