それ、日本語?

昨日は私がダーリン♪と呼ばせていただいている82歳のAさんのおうちに食事を食べに行った。私と仲が良い方は比較的会っている方も多いかと思う、例のAさんである。一緒に飲んで騒いで色々な話をするのが大好きなのである。
そんな中、昨日、ふと「教えるのに資格は必要か」と聞かれた。
うちの教室の求人のところに書いてあるが、「インストラクター検定」を持っている人はお断りとかいているくらいなので資格は特に必要ない。それよりも対人能力、コミュニケーション能力、どこまでパソコンを好きか、あとは人の気持ちを汲めるか、そして、伝わるように説明できるか。それさえあればあとは努力でどうにかなる。下手に検定を持っているとそれに固執して、伝わらないことは良くある。
「ってことは、まみちゃんも資格は持ってないわけ?」
実は、私は大学3年のときに初級シスアドをとった。しかし、実はシスアドを理解していない。当時はシスアドはできたばかりでそんなに難しくも無く、マラリアで入院していたときに暇だったので(入院とは本当に暇である。寒いだけ。)1週間勉強をしたら取れてしまったのだ。だから、自分でも内容をよく解っていない。資格に申し訳ない。
「一応、シスアド、っていう「システムアドミニストレータ」という資格を持ってるんですよ。」と言う。
一瞬沈黙が走る。
「それ、日本語?」
「いやー、明らかに外国語ですね」
「日本語に訳すと?」
「・・・・。すみません、実は、私も試験料金が安いからとりあえず申し込んで、入院して暇だったから勉強してとったようなものなので、実は内容を解ってないんですよ。」
「やっぱり、そういうシステム関係ってカタカナ多いし、それをとってて日本語に訳せないなんてまみちゃん終わってるよね」
「(涙目)システム管理者って感じですかね。。。。」
「何管理するの?」
「よく解らないですよね。。。」
Aさんの毒舌は止まらない。


「大体さ、パソコンもインターネットもカタカナ多くて難しいんだよ」
そういえば、先日お電話をいただいたときに「アラートに登録」という言葉の意味が解らないといわれていたのであった。「グリーンティカードね。」と嬉しそうに言ったTさんの顔が突然頭に浮かぶ。そうだ、皆カタカナ苦手だなぁ。あってると本人は思っているけど。特にフォトショップなんて最悪だ。うちではフォトショップエレメンツを使っているが、みなソフトを購入する時に「ポトショップ」とか「ホトショプ」とかってメモして買いに行く。
「そういえば、アラートってなんだ?」
「辞書を引いたら警報ってでてるじゃん。おかしいよね。」
「ですよね」
「戦時中の空襲警報じゃないんだからさ」
色々な方のご意見を聞いて、当たり前に脳みそが侵されている事をつくづく感じる。
当たり前を見直そう。日本語を見直そう。そして、自分の言葉がきちんと伝わっているかどうか、伝わる言葉を使っているかどうか、確認しよう。
結局その後仕事の相談とか色々聞いてもらえてのほほんとしたのであった。