使いやすいって気付かない
居心地のいい空間なんて、気付かない事が一番居心地がいいんだ。
例えば、離婚した友人が、離婚してから奥さんがどれだけ居心地のいい空間を作ってくれていたか解った、と言っていたのと同じ。
例えば、私の友人は、すっごいおもしろい人たちが多いのですが、それが普通になっていて、余りおもしろくない人に出会ったときに、なんて私の友人たちは本当におかしくておもしろいんだろう、と思うのと同じ。
例えば、行きつけのお店ではないところに行って、店員さんの態度とかが気に入らない。そういうときに、あのお店で買うということは、なんてストレスがなかったんだろう、実は、すごい買いやすい店なんだ、ということに気付く。
例えば・・・・。
使いやすわね~という言葉を聞いた前に見たサイトに気を使わなくてはいけない。
「使いやすい」と思うことは「前のに比べて」ということが多い。
ユーザーテストをしていると「あら、このホームページ、使いやすいわね」ということがたまにある。
「すぐに、目的のものが見つかったの」
普通、普通の話、
・目的のものがすぐに見つかる
というのは、息をするかのごとく当たり前の事じゃなくちゃいけない。
それを、あとで思わず口に出してしまうという事は
前に見たウェブサイトがどれだけ、彼女/彼らにストレスを与えていたか、という事なのだ。
これからウェブサイトは2極化していくだろう。
それは、まるで、合コンのときにダメそうな男性5人の中の一人素敵な人、というかのごとく
外にでればその顔はたくさんいても、ウェブという狭い世界の中で
一人の素敵な人(ウェブ)を見つけるのに、多くの比較はいらない。
つまり、使いやすいとは、使っていることをあまり意識させない、考えさせない。
そう、ストレスを与えない。
ということで、読み上げソフト対応の某社、うーーーーーーーーーーーーーん、「使いづらい」
そのサイトを見た後で全員がいいます
「このホームページ使いやすいわね」
これって・・・。